今から五年後、自分はどこにいる、またはどの様子で何をしているかと聞かれた。
いつも真剣に考えたくないこの質問、やっとキチンと考えてみた結果、野望と言っても妄想に近いもんかな。32歳って。
日本語で小説を書いているプロだ。installationのアーティストである。タンゴが上手で、背が高い、結婚も子供も望んでない彼氏がいる。やっと自分が二人が一緒にいるという意識が出てきた。東京に住んでいる。好きであれば、一日ずっとソファに好きな本に夢中する暇がある。ソファと本棚があるし、ピアノもできるアパートに住んでいる。お茶の稽古を続けている。教えることしないが日本近代建築の本を書いている。早めに寝て朝早く起きる。健康のため、野菜とフルーツを食べ、ヨガ毎日やっている。美容院とマッサージによく通っている。月一回二人で温泉と自然ツアー。年一回家族でリゾート旅行と、も一回遠い旅行。